「エジプトを個人手配で旅行したら、いくらかかるの?」「ツアーじゃなくて自分で行けるの?」——2025年7月末、ピラミッドと王家の谷を目指してエジプトを6日間旅してきました。ツアーには申し込まず、航空券・ホテル・現地の移動まですべて自分で手配した個人旅行です。
47都道府県・海外13カ国を自腹で旅してきた管理人が、この記事ではエジプト個人旅行の「準備」と「お金」の話だけをまとめます。総費用の実数、航空券を安く買ったルート、ビザ・両替・SIM・現地の移動手段まで、これから個人手配でエジプトを目指す人がつまずくポイントを先回りして解説します。

📌 この記事でわかること
- エジプト個人旅行 6日間のリアルな総費用(実費)
- 航空券を安く買うための経由便ルート
- ビザ・両替・SIM・国内線の手配方法
- 現地の移動手段と、治安・チップ・ぼったくり対策
エジプト個人旅行 6日間の旅程
まずは全体像から。今回はカイロ(ギザ)とルクソールの2都市を周遊する、王道のエジプト周遊コースです。
| DAY1 | カイロ着 → ダハシュール屈折ピラミッド・サッカラ・メンフィス |
| DAY2 | ギザ三大ピラミッド(クフ王内部)・大エジプト博物館 → ルクソールへ |
| DAY3 | 早朝の気球・王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿 |
| DAY4 | カルナック神殿・ルクソール神殿 → カイロへ |
| DAY5 | コプト博物館・考古学博物館・ハーンハリーリ市場 |
| DAY6 | カイロから帰国の途へ(北京経由で羽田) |
各日の見どころは「カイロ・ギザ編」「ルクソール編」で詳しく紹介します(記事末にリンク)。この記事では準備とお金の話に絞ります。
エジプト個人旅行 6日間の総費用は265,345円
結論から。今回のエジプト個人旅行、総費用は1人265,345円でした。航空券からホテル、入場料、食事、現地の移動まですべて含んだ実費です。内訳は次のとおり。
大半を占めるのは航空券(往復+国内線で約18.4万円)。逆に言えば、現地での6日間(宿・観光・食事・移動すべて)は約8万円でおさまっています。物価が安いエジプトでは、航空券さえ安く取れれば総額はかなり抑えられます。
航空券は「北京経由」で安く抑える
日本からエジプトへの直行便はありません。今回は中国国際航空(エアチャイナ)で北京を経由するルートを選びました。羽田 → 北京 → カイロ、帰りはその逆です。
カタール航空やエミレーツ航空で中東を経由するルートが快適ですが、料金は高め。北京経由は乗継ぎ時間こそ長くなるものの、往復で約15万円と、中東系エアラインより数万円安く済みました。「時間より値段」という人には経由便がおすすめです。なお帰路は北京で乗継ぎ時間が長かったので、トランジットを利用して北京観光(天安門・景山公園)まで楽しめました。

エジプトの入国ビザ
エジプトは入国にビザが必要です。観光ビザは現地の空港で取得できる「アライバルビザ」が一般的で、料金は25米ドル。カイロ空港の入国審査の手前に銀行のカウンターがあり、そこでビザシール(切手のようなもの)を買ってパスポートに貼ります。
支払いは米ドルが基本なので、25ドルは必ず現金で用意しておきましょう。事前にオンラインで取得できる電子ビザ(e-Visa)もあり、空港で並びたくない人はそちらが安心です。

両替は「日本で米ドル → 現地でエジプトポンド」
エジプトの通貨はエジプトポンド(EGP)。両替で大事なのは、日本でエジプトポンドに替えないことです。日本ではレートが悪く、そもそも取り扱っていない両替所がほとんど。
今回の流れはこうです。まず日本で米ドルを300ドル分用意(池袋のトラベレックスで両替、約45,500円)。これはビザ代・ホテル代・ガイド代など「ドル払いが多い支出」に充てます。そしてエジプトポンドはカイロ空港の換金所で米ドルから両替。今回は100ドルを現地で約4,900EGPに替え、屋台や入場料などの細かい支払いに使いました。
ホテルやガイド料はドル払いを指定されることが多いので、「ドルを多めに、ポンドは現地で必要なぶんだけ」が無駄のない持ち方です。クレジットカードはハーンハリーリ市場の土産店など一部で使えましたが、基本は現金社会だと思っておくのが安全です。

SIMはカイロ空港の「orange」が手軽
現地でGoogleマップやUberを使うには通信手段が必須。今回はカイロ空港のorange(オレンジ)のカウンターでSIMカードを購入しました。料金は約345EGP(約1,000円)。場所は荷物受け取りエリアの中にあるので、預け荷物を待っているあいだに手続きできて効率的でした。
SIMフリー端末が必要です。APN設定などの初期設定は自分で行う必要があります(スタッフが代わりに設定してくれるわけではないので、設定方法は事前に調べておくと安心)。eSIMを日本で用意するのも手ですが、現地SIMのほうが容量に余裕があり価格も手頃でした。通信手段がないとUberもマップも使えないので、空港を出る前に必ず手続きを済ませておきましょう。

カイロ⇄ルクソールは飛行機が現実的
カイロとルクソールは約650km離れています。寝台列車という選択肢もありますが、限られた日数で周遊するならエジプト航空の国内線が現実的。フライトは約1時間で、往復で約31,800円でした。
国内線は遅延も起こります(今回も復路で30分ほど遅れました)。乗継ぎや観光の予定はあまりギリギリに詰めず、余裕を持たせておくのが安心です。
現地の移動はUberが安全・安心
カイロ市内の移動はUber一択でした。料金が事前に確定するので流しのタクシーのような価格交渉が不要で、ぼったくられる心配がありません。1回あたり数十〜200円程度と、とにかく安い。空港からギザのホテルへの移動もUberが安牌で、到着早々にタクシー交渉で消耗せずに済みます。ホテルから博物館まで、ほぼすべてUberで移動しました。
渋滞がひどい時間帯はUberの「バイクタクシー」も便利です。市場やモスクへの短距離移動で何度か使いました。ルクソールはUberが使えないエリアもあるので、その場合はホテルに送迎やドライバーを手配してもらうのが確実です。

治安・チップ・ぼったくり対策
エジプトは観光客が多く、観光地周辺はおおむね歩けます。ただし「親切の押し売り」には注意。「写真撮ってあげる」「こっちが近道」と寄ってきて、あとからチップを請求されるパターンが定番です。今回も遺跡で撮影に応じてもらった場面で、チップを渡す流れになりました。
・チップ用に 10〜20EGPの小額紙幣 を多めに持ち歩く
・「無料」と言われても、何かしてもらったらチップが前提
・ラクダや馬車は乗る前に必ず料金を確認(口頭の約束も写真に残すと安心)
・入場料やタクシーは事前に相場を調べておく
・真夏(7〜8月)は日中40℃超え。朝夕に観光を寄せ、水を切らさない
とはいえ、悪意というより「商売」の文化。毅然と「ノー」と言えば深追いはされません。過度に身構える必要はなく、相場観を持っておけば個人旅行でも十分に楽しめます。
現地で役立つアラビア語フレーズ集(スマホの待ち受けに)
エジプトでは英語が通じる場面も多いですが、カタコトでもアラビア語を返すと一気に距離が縮まり、値段交渉もスムーズになります。今回の旅では、よく使うフレーズとアラビア数字を1枚にまとめてスマホの待ち受けにしておきました。屋台やタクシーでサッと見せられて重宝したので、ここで共有します。保存して自由に使ってください。

特に役立ったのは「ハラース(お終い/客引き拒否)」と「ビカーム(いくらですか?)」。アラビア数字は値札や料金表で実際に使われているので、読めるだけで交渉がぐっと有利になります。
まとめ:エジプト個人旅行は26万円で実現できる
エジプトはツアーのイメージが強い国ですが、航空券・ホテル・現地の移動まで個人手配でも十分に旅できました。今回の総費用は6日間で265,345円。航空券を北京経由で安く抑えられたのが大きく、現地はUberとSIMさえあれば移動も安心です。
準備のポイントをおさらいすると、「ビザ代の25ドルは現金で」「ドルを多めに持ち、ポンドは現地で両替」「SIMはカイロ空港のorange」「市内移動はUber」。この4つを押さえておけば、初めてのエジプト個人旅行でも大きくつまずくことはありません。
具体的な観光ルートと見どころは、続編の「カイロ・ギザ編」「ルクソール編」で写真とともに詳しく紹介します。
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