巣鴨地蔵通り商店街へ行くと決めても、どの駅から入り、何を食べ、どこまで歩けばよいのかは意外と分かりにくいものです。通りは約780m、店舗は約200店。名物を調べるほど候補が増え、前半で買いすぎたり、とげぬき地蔵へ着く前に時間が足りなくなったりします。
初めてなら、巣鴨駅側から入り、食べ歩きは1〜3品に絞って高岩寺(とげぬき地蔵)へ進むのが分かりやすい回り方です。実際に歩くと、移動距離よりも店先を見比べる時間の方が長くなりました。時間と体力が残っていれば庚申塚方面へ抜けると、同じ道を戻らずに商店街を一通り楽しめます。
この記事では2026年10月の現地写真を使い、塩大福・磯揚げ・あんぱんの選び方、赤パンツなどの見どころ、時間別の回り方、駅からのアクセス、4のつく日の注意点を紹介します。読み終わる頃には、自分なら何分使い、何品食べ、どの駅から帰るかまで決められます。
先に結論
巣鴨駅側から入り、1〜3品を選びながら高岩寺へ進む
- 60分:食べ歩き1〜2品+高岩寺まで
- 90分:食べ歩き2〜3品+買い物+高岩寺
- 120分:参拝後も庚申塚方面までゆっくり散策
- JR巣鴨駅は正面口、都営三田線はA3出口が分かりやすい
- 毎月4日・14日・24日は露店が増える一方、通常日より混雑しやすい
巣鴨地蔵通り商店街はどんな場所?
巣鴨地蔵通り商店街は「おばあちゃんの原宿」として知られますが、観光客向けの食べ歩きスポットだけではありません。参拝客向けの甘味や衣料品に加え、パン、惣菜、喫茶店、生活用品の店が並ぶ信仰と日常が同居する商店街です。公式案内によると、全長は約780m、店舗数は約200です。
通りは旧中山道にあたり、江戸時代から休憩所や信仰の場を中心に町並みが育ちました。現在も、入口近くの江戸六地蔵尊眞性寺、途中の高岩寺、庚申塚側の猿田彦大神庚申堂が商店街の歴史を伝えています。食べ歩きだけで終わらず、寺社や昔ながらの店を一緒に見ると巣鴨らしさが分かります。


おすすめの回り方は巣鴨駅側から庚申塚方面へ
初めてなら、JR・都営三田線の巣鴨駅から商店街へ向かうルートが簡単です。アーチをくぐった後は基本的に一本の通りを進むため、複雑な分岐はほとんどありません。巣鴨駅側から歩くと、高岩寺の山門は通りの途中の右手に現れます。

- 巣鴨駅側の入口でアーチを確認する
- 気になる甘味や軽食を一品選び、店の案内に従って食べる
- 高岩寺でとげぬき地蔵と洗い観音へ参拝する
- 赤パンツや生活用品の店を見ながら庚申塚方面へ進む
- 歩き疲れたら庚申塚駅から東京さくらトラムを利用する
反対に庚申塚駅から入れば、巣鴨駅へ向かう一方通行の散策にできます。往復する必要がないので、足への負担を抑えたい人にも向いています。
駅の選び方は、帰りの交通手段から逆算すると迷いません。散策後に山手線で移動するなら庚申塚駅側から入り、巣鴨駅を終点にします。東京さくらトラムへ乗り継ぐなら巣鴨駅側から入り、庚申塚駅を終点にします。高岩寺だけが目的なら巣鴨駅側から往復し、商店街全体を見たいなら二つの駅を使い分けると効率的です。
高岩寺での参拝を予定している人は、先にとげぬき地蔵と洗い観音の違い・参拝順を確認しておくと、境内で迷いにくくなります。この記事では商店街の食べ歩きと歩き方を中心に扱い、参拝方法は別記事で詳しく解説しています。


時間がない日は高岩寺まで、余裕があれば庚申塚まで
時間が限られる日は、巣鴨駅側の入口から高岩寺までに範囲を絞り、食べ歩きは一品か二品にします。商店街の雰囲気、名物、高岩寺という主要な目的を短時間でも押さえられます。
90分以上ある日は、高岩寺の先にある衣料品店や昔ながらの店も見ながら庚申塚方面へ進みます。最初から端まで往復するのではなく、巣鴨駅から入り、庚申塚駅から帰る片道コースにすると、観光時間を店選びへ回せます。
1〜2品+高岩寺まで。帰りは巣鴨駅へ戻る
2〜3品+買い物+高岩寺。余裕があれば先へ
参拝後も庚申塚まで歩き、都電で帰る
食べ歩き候補|甘味・塩味・持ち帰りから選ぶ
食べ歩きは品数を増やすことより、甘い物・塩味・持ち帰りを一つずつ候補にしておくと選びやすくなります。ここでは現地で確認でき、公式商店街サイトにも掲載されている店を紹介します。価格・商品・営業日は変わる可能性があるため、当日の店頭表示を優先してください。
塩大福を一品選ぶ
温かい磯揚げを選ぶ
あんぱんを持ち帰る
一人なら最初から三品すべてを食べ切ろうとせず、塩大福か磯揚げを一品選び、パンは持ち帰りに回すと無理がありません。二人以上なら分けて食べると、量を抑えながら複数の味を比べられます。
写真で気になる店を決めても、当日は列の長さや売り切れ状況が変わります。絶対に寄りたい店を一つだけ決め、残りは現地で選ぶくらいにすると、予定に縛られず商店街を楽しめます。
元祖塩大福みずの|巣鴨らしい甘味を一つ選ぶなら
塩大福は、甘いあんこと餅の塩味を一緒に楽しめる巣鴨の定番候補です。複数の和菓子店で扱われていますが、みずのは公式商店街サイトでも「元祖 塩大福みずの」として案内されています。訪問前に元祖塩大福みずのの公式店舗情報で営業案内を確認できます。


店頭のショーケースには、塩大福だけでなく草もちや豆大福なども並んでいました。写真に写る商品と価格は2026年10月の訪問時点です。大福は後で食べることもできるため、序盤で無理に食べ切る必要はありません。混雑時は店の前をふさがず、持ち歩く場合は形が崩れないよう袋を水平にします。
まる天の磯揚げ|温かい塩味がほしい時に
甘味より先に軽食を入れたい人には、魚介のすり身を使った磯揚げがあります。具材の違う商品が並ぶので、一人なら大きさを見て一つ、複数人なら分けやすい物を選ぶと、その後の食べ歩きに余裕を残せます。営業案内はまる天巣鴨店の公式店舗情報で確認してください。


温かい商品は香りが広がりやすく、歩きながら食べると他の人や商品に触れるおそれがあります。店が案内する場所で立ち止まり、食べ終えてから歩き始めるのが安心です。
喜福堂のあんぱん|持ち帰りにも回しやすい
喜福堂は昔ながらの味を守るパン店として公式商店街サイトに掲載されています。店頭にはあんぱんのほか、クリームパンなども並んでいました。すぐ食べる物と持ち帰る物を分けたい時に選びやすい店です。営業案内は喜福堂の公式店舗情報で確認できます。

食べ歩きの予定が多い日は、ここで買ったパンを翌朝用や帰宅後用に回す方法もあります。見つけた物を全部その場で食べるより、持ち帰りを混ぜる方が最後まで楽に歩けます。
せんべい・あられ|甘味の合間や持ち帰りに
甘い物が続くのを避けたい時は、せんべいやあられも候補になります。種類が多く日持ちを確認しやすいため、すぐ食べる物ではなく土産として選ぶ方法もあります。店内撮影の可否や商品の扱いは、各店の案内を優先してください。

食べ物以外の見どころ|赤パンツと昔ながらの服飾店
巣鴨地蔵通りの面白さは、食べ物だけではありません。赤い衣料品をまとめて扱うマルジ赤パンツ館、帽子や肌着、歩きやすい靴、日用品など、他の観光地では主役になりにくい実用品が店先に並びます。

赤パンツ館は赤い看板と商品が遠くからでも目に入り、巣鴨らしい記念写真の題材になります。買う予定がなくても、店先の色や品ぞろえを見るだけで街の個性が伝わります。商品や営業案内はマルジ赤パンツ館の公式店舗情報で確認できます。ただし、店内や商品を撮る時は店員へ確認し、買い物中の人を無断で写さない配慮が必要です。

専門店の前には赤いパンツだけでなく、靴下や小物も赤一色で並んでいました。外から眺めるだけでも存在感があり、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨らしい景色の一つです。赤パンツを買う予定がない人でも、巣鴨らしい店構えを見る立ち寄り先として楽しめます。
帽子や衣料品の店|買わなくても店先を見るのが楽しい
商店街には、帽子、肌着、普段着、袋物などを店先まで並べる昔ながらの服飾店もあります。流行の店を短時間で巡るショッピング街とは違い、暮らしに根付いた品ぞろえや店構えを眺められるのが巣鴨らしさです。

帽子だけでも形や色が豊富で、店先を見ていると食べ歩きとは違う楽しみがあります。通路側へ商品が並ぶ店もあるため、立ち止まる時は人の流れをふさがない位置へ寄ります。

巣鴨郵便局前の個性的なポストも、通りを歩いているからこそ見つかる景色です。名物だけを急いで回るより、看板や店構えを眺めながら歩くと、生活の場としての商店街も感じられます。
昔ながらの参道と商店街を別の街でも歩きたい人には、柴又も候補になります。巣鴨は食べ歩きと高岩寺、柴又は帝釈天と参道を軸にすると、目的の違いが分かりやすくなります。
所要時間|60分・90分・120分でできること
| 過ごし方 | 目安 | できること |
|---|---|---|
| 通りを歩くだけ | 10〜20分 | 入口から庚申塚方面へ移動 |
| 食べ歩き・買い物 | 60〜90分 | 2〜3店と街並みを見る |
| 高岩寺の参拝も含む | 90〜120分 | 本堂・洗い観音と商店街 |
| 縁日にゆっくり回る | 120分以上 | 露店、参拝、買い物 |
これらは公式の固定時間ではなく、旅程を組むための目安です。実際には歩く時間より、店頭で商品を選ぶ時間、洗い観音の待ち時間、写真撮影に時間を使います。次の予定がある日は、表の目安に加えて30分ほど余白を残すと安心です。
長距離を歩かず東京観光へ組み込みたい場合は、巣鴨を60〜90分に絞り、移動と休憩を含めて行程を組みます。巣鴨だけで無理に端まで往復せず、庚申塚駅から帰る選択肢を持つと負担を抑えられます。
4日・14日・24日は縁日で露店が増える
毎月4日・14日・24日は「四の日の縁日」です。商店街全体に露店が出るため、通常日とは違うにぎわいを楽しめます。一方で、通りや高岩寺が混雑し、洗い観音にも列ができやすくなります。

- にぎわいを楽しみたい:4のつく日を選び、120分以上確保
- 写真と買い物を落ち着いて楽しみたい:通常日の午前から昼過ぎ
- 参拝を優先したい:高岩寺へ先に寄り、食べ歩きは参拝後
商店街の公式FAQでは、縁日やイベント開催日に公共交通機関を利用するよう案内しています。専用駐車場はないため、初めてなら電車で向かうのが無難です。
アクセス|巣鴨駅・庚申塚駅のどちらから歩く?
入口は巣鴨駅側と庚申塚駅側の二方向にあります。どちらが正解というより、最初に見たい場所と散策後に乗る路線で選ぶと無駄な往復を減らせます。
JR山手線・巣鴨駅から
JR巣鴨駅は正面口を出て、国道17号(白山通り)を横断し、右方向へ進みます。公式案内では商店街入口まで約270m、徒歩約5分です。
都営三田線・巣鴨駅から
A3出口から商店街入口まで約100mです。公式ページによって表記に1分と2分の差があるため、信号待ちを含めて1〜2分程度と考えるとよいでしょう。
東京さくらトラム・庚申塚駅から
庚申塚駅から商店街の反対側入口までは約80m、徒歩約1〜2分です。巣鴨駅へ向かって歩けば、商店街を端から端へ抜けるコースになります。
初訪問、食べ歩き、高岩寺を優先する人向け
散策後にJR山手線へ乗りたい人、都電も楽しみたい人向け
訪れる時間は昼前から午後の早い時間が組みやすい
複数の店を見比べたい場合は、昼前から午後の早い時間を中心に予定を組むと動きやすくなります。ただし、商店街全体に共通する営業時間はなく、開店・閉店時刻や定休日は店ごとに異なります。目当ての店が一つでもある場合は、その店の公式案内を基準に出発時間を決めてください。
失敗しにくい食べ歩きのコツ
- 一店目で買いすぎない:780m先まで店が続くため、最初は一品にする
- 営業時間を決めつけない:商店街共通の定休日はなく、店ごとに異なる
- 歩きながら食べない:店の指定場所や通行の邪魔にならない場所で食べる
- 参拝前に食べ終える:境内では食べ歩きを控え、落ち着いて参拝する
- 現金も少し用意する:支払い方法は店ごとに異なるため、少額の現金があると安心
- 荷物を増やしすぎない:柔らかい大福やパンは最後に買うか、水平に持つ
特に縁日は人の流れがゆっくりになるため、店を見つけて急に立ち止まると後ろの人とぶつかりやすくなります。いったん通りの端へ寄ってから店頭表示を確認し、列がある場合は最後尾を確かめて並びます。食べ終えた包みや串は購入店の案内に従い、商店街へ置いていかないようにします。
東京観光と組み合わせるなら
巣鴨だけで半日使わない場合は、庭園や博物館を組み合わせると一日の密度が上がります。ただし、店に寄る時間は読みにくいため、午後に予約制の予定を詰め込みすぎない方が安全です。まずは参拝方法、残り時間、歩ける量のうち、自分が迷っている項目から次の記事を選んでください。
次に確認したいこと
巣鴨地蔵通り商店街のよくある質問
所要時間はどのくらいですか?
食べ歩きと買い物で60〜90分、参拝も含めるなら90〜120分が目安です。縁日は120分以上みてください。
何を食べるのがおすすめですか?
巣鴨らしい甘味なら塩大福、温かい軽食なら磯揚げ、持ち帰りも考えるならあんぱんが選びやすいです。
近い駅と出口はどこですか?
JR巣鴨駅は正面口、都営三田線はA3出口です。反対側から入るなら東京さくらトラムの庚申塚駅が近いです。
4のつく日は何が違いますか?
4日・14日・24日は露店が出る縁日です。にぎやかな反面、通常日より混雑するため余裕を持ってください。
商店街に共通の定休日はありますか?
共通の定休日はありません。営業時間・定休日は店ごとに異なるため、目当ての店は事前に公式案内を確認します。
何時ごろ行くのがおすすめですか?
複数の店を見たい場合は、昼前から午後の早い時間が動きやすい目安です。店ごとに営業時間が異なるため、目当ての店がある場合は公式情報を優先してください。
巣鴨駅側と庚申塚駅側のどちらから歩くべきですか?
初めてで食べ歩きと高岩寺を優先するなら巣鴨駅側からが分かりやすいです。散策後にJR山手線へ乗るなら庚申塚駅側から入り、巣鴨駅を終点にすると戻らずに済みます。
キャッシュレス決済は使えますか?
支払い方法は店舗ごとに異なります。キャッシュレス対応店があっても、すべての店や露店で使えるとは限りません。食べ歩き用に少額の現金も用意しておくと安心です。
まとめ|一品ずつ選びながら高岩寺へ歩くと失敗しにくい
巣鴨地蔵通り商店街は、短時間で食べ物だけを買う場所ではなく、約780mの通りに甘味、軽食、衣料品、寺社が続く散策向きの商店街です。
初めてなら巣鴨駅側から入り、塩大福・磯揚げ・あんぱんの中から1〜3品を選び、通りの途中にある高岩寺へ。時間と体力が残れば、そのまま庚申塚方面へ進んでください。食べ歩きと買い物は60〜90分、参拝込みは90〜120分を確保すると、急がず巣鴨らしさを味わえます。
高岩寺では、本堂と洗い観音で参拝方法が異なります。初めて訪れる人は、出発前にとげぬき地蔵の参拝方法と洗い観音の違いも確認しておくと、境内で迷いません。
この記事を読んだ人には、名物を全部詰め込んで疲れるのではなく、自分の時間と食欲に合う品数を決め、参拝の場にも配慮しながら巣鴨の街を楽しんでもらえたらと思います。
公式情報・確認先
2026年10月18日の自費訪問をもとに、同日に巣鴨地蔵通り商店街公式サイトの情報を確認して作成しました。店舗、商品、価格、営業時間、行事は変更されることがあるため、訪問直前にも公式情報と現地表示をご確認ください。




