エジプト・ルクソール観光を2日で回るなら、西岸に王家の谷・熱気球・ハトシェプスト女王葬祭殿、東岸にカルナック神殿・ルクソール神殿を分けると効率的です。個人で回れるのか、ガイドやドライバーを頼むべきか、宿泊エリアと予約前チェックまで整理します。
先に結論:ルクソールは西岸1日・東岸半日〜1日で分ける
初めてのルクソールなら、見どころが離れている西岸はドライバーやツアーでまとめ、東岸はホテルの場所に合わせて動くと失敗しにくいです。
- 西岸:熱気球、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像をまとめる
- 東岸:カルナック神殿、ルクソール神殿は半日〜1日で組みやすい
- 移動:西岸は距離と暑さがあるので、個人旅行でもドライバー手配が安心
- 宿泊:初回はルクソール駅・ルクソール神殿・ナイル川沿いに出やすい東岸が便利
エジプト旅行のもうひとつの主役が、ナイル川中流の街ルクソール。古代エジプトの都「テーベ」が置かれた場所で、王家の谷や巨大神殿など、ピラミッドとはまた違うスケールの遺跡が集まっています。
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この記事では、エジプト個人旅行6日間のうちルクソールで過ごした2日間をもとに、早朝の熱気球、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、カルナック神殿をどう組み合わせるかをまとめます。写真だけの旅行記ではなく、これから行く人が迷いやすい移動・宿泊・予約の判断ポイントも入れています。
📌 この記事でわかること
- ルクソール西岸(王家の谷・葬祭殿)と東岸(神殿)の分け方
- 個人で回れる場所と、ドライバー・ツアーを使いたい場所
- 早朝の熱気球を予約するときの注意点
- 初めてのルクソールで泊まりやすい宿泊エリア
- 王家の谷・ハトシェプスト・カルナックの見どころ
旅の準備・総費用は「エジプト個人旅行 準備・費用ガイド」、カイロのピラミッド巡りは「カイロ・ギザ観光モデルコース」にまとめています。

ルクソール観光は個人で回れる?
ルクソールは「全部を徒歩で回る街」ではありません。ナイル川の東岸と西岸に見どころが分かれていて、特に王家の谷や葬祭殿がある西岸は、遺跡同士の距離も暑さも想像以上です。
東岸は個人でも動きやすい
ルクソール神殿、カルナック神殿、駅周辺は東岸側。ホテルの場所によってはタクシーや徒歩を組み合わせやすく、初日・最終日の調整にも向いています。
西岸はドライバー手配が安心
王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、メディネトハブなどは点在します。熱気球後にまとめて回るなら、現地ツアーやチャーターの方が時間を使いやすいです。
僕なら、西岸は朝からドライバーまたはツアー、東岸は宿の場所に合わせて半日〜1日で考えます。遺跡そのものは素晴らしいですが、炎天下で移動に消耗すると満足度が下がるので、移動手段はケチりすぎない方が安心です。
カイロからルクソールへ
カイロからルクソールへはエジプト航空の国内線で約1時間。空港に着いたのは夜だったので、この日はホテルへ直行しました。

宿泊した「Venus Hotel」はBooking.comで予約
ルクソールでの宿は、ルクソール神殿にも近い東岸の街なかにある「Venus Hotel Luxor」。Booking.comで予約しました。料金は2泊の合計で48.30USD(約7,700円)、1泊あたり約3,800円という驚きの安さです。Booking.comの施設名に「日本人 大歓迎」と入っているとおり、日本人旅行者の利用も多いようで、1階にレストランを併設した、アットホームな雰囲気の宿でした。

客室は、正直に言えばシンプルな中級ホテル。豪華さはありませんが、ベッド・シーリングファン・収納・シャワーと、必要なものはひととおり揃っています。連日の遺跡巡りで宿には寝に帰るだけ、という旅程なら十分な快適さでした。

Venus Hotelを選んだ決め手は立地と価格。ルクソール神殿やカルナック神殿のある東岸の中心部に近く、早朝の熱気球や西岸ツアーの送迎ピックアップにも便利な場所でした。スタッフも気さくで、ツアーの手配を相談できたのも個人旅行ではありがたいポイント。「観光の拠点」と割り切るなら、コスパのよい選択肢です。
初めてのルクソールはどこに泊まる?
初めてのルクソールなら、まずは東岸のルクソール駅・ルクソール神殿・ナイル川沿いに出やすいエリアを候補にすると動きやすいです。夜到着でもホテルに向かいやすく、東岸観光と西岸ツアーの送迎を組み合わせやすいのが理由です。
宿泊エリアの考え方
- 東岸中心部:初回向け。ルクソール神殿、駅、レストランに出やすい
- ナイル川沿い:景色とホテル時間も重視したい人向け
- 西岸:静かに滞在したい人向け。短期旅行では移動計画を先に決めたい
- 熱気球参加:早朝ピックアップの可否と集合時間を予約前に確認
🏨 ルクソールの宿を探す
Venus Hotelをはじめ、ルクソールの宿はBooking.comで予約できます。早朝の熱気球や神殿巡りを考えると、立地で選ぶのがおすすめです。
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DAY1:ルクソール西岸を巡る
ルクソール2日間モデルコース
西岸と東岸を分けると、移動疲れを減らしやすいです
DAY1:西岸
- 夜明け前に熱気球へ
- 王家の谷を見学
- ハトシェプスト女王葬祭殿へ
- メムノンの巨像・メディネトハブを組み合わせる
- 夕方はホテルで休憩
DAY2:東岸
- カルナック神殿をじっくり見る
- 昼は暑さを避けて休憩
- 夕方〜夜にルクソール神殿へ
- ナイル川沿いや街歩きを調整
ポイント:古代エジプトでは西岸が死者の街、東岸が生者の街とされました。観光でもこの分け方を意識すると、旅程を組みやすくなります。
夜明けの熱気球
ルクソールに来たら絶対に体験したいのが早朝の熱気球。まだ暗いうちにホテルを出て、気球の発着場へ。目の前で大きな気球がふくらんでいく様子から、もう非日常です。



離陸すると、眼下に広がるのはナイル川がつくった緑の帯と、その先の砂漠。王家の谷の岩山や葬祭殿も上空から見渡せます。空には何十もの気球が浮かび、朝日に照らされる光景はこの旅でも指折りの感動でした。




今回の熱気球はBooking.comで予約しました。Booking.comはホテルだけでなく、こうした現地アクティビティ(体験ツアー)も予約できます。申し込んだのは「豪華な熱気球体験 ルクソール VIPサービス」というプラン。専用車・ボートでの送迎、プライベートガイド、プレミアム朝食、貸切のバルーンバスケット、飛行証明書まで含めて、料金は34.29USD(約5,400円)でした。VIPと名のつくプランがこの価格とは、エジプトの物価の安さを実感します。
気球は天候次第で催行が決まり、早朝(日の出前)の便がほとんど。前日までの予約と早起きは必須ですが、この感動を考えれば十分すぎる価値がありました。日本語対応の確認や持病がある方の参加可否など、気になる点は予約時に確認しておくと安心です。
熱気球を予約する前に確認したいこと
- ホテルへの送迎が含まれるか
- 集合時間が何時ごろになるか
- 天候不良時の中止・返金・振替条件
- パスポート情報や参加条件の事前連絡が必要か
- 早朝は冷えることもあるので、羽織りを持つか
王家の谷
気球のあとは王家の谷へ。ツタンカーメンをはじめ、新王国時代のファラオたちが葬られた岩の谷です。入場料は750EGPで、共通チケットで指定の数か所の墓に入れます。



墓の中に入って驚くのは、3000年以上前とは思えない壁画の色の鮮やかさ。通路も天井も神々や来世の物語でびっしり埋め尽くされていて、ただただ圧倒されます。




別料金(700EGP)で入れるツタンカーメン王墓にも足を運びました。墓自体は小ぶりですが、壁に描かれた12体のヒヒの壁画は有名。少年王が眠っていた場所に立つ感慨はひとしおです。石棺が残る玄室も見学できます。





・谷は日陰がほとんどなく猛烈に暑い。午前の早い時間に
・共通チケットで入れる墓は決まっている。人気の墓は別料金
・墓の内部は写真撮影に別途チケットが必要な場合あり
・水を必ず持参。帽子・サングラスも必須
ランチは西岸のレストラン「PARIS restaurant」
遺跡巡りの合間のランチは、西岸のレストラン「PARIS restaurant」へ。観光客向けですが、地元の雰囲気も残るお店でした。


注文したのはエビのタジン風煮込みと、エジプトで定番のグァバジュース。焼きたてのエイシ(薄いパン)やサラダもついて、暑さで疲れた体に染みわたります。グァバジュースは濃厚な甘さで、エジプトに来たらぜひ試してほしい一杯です。



メムノンの巨像
西岸の道沿いに、ぽつんと2体の巨像が立っています。メムノンの巨像です。かつてここにあった葬祭殿はほとんど失われ、この巨像だけが残されました。高さ18メートルの存在感は圧巻です。


ハトシェプスト女王葬祭殿
続いて訪れたのがハトシェプスト女王葬祭殿。切り立った断崖を背に、テラスを重ねたような独特の建築で、3000年以上前の建物とは思えないほどモダンな印象を受けます。古代エジプトでは数少ない女性ファラオの葬祭殿です。




メディネトハブ(ラムセス3世葬祭殿)
メディネトハブは、ラムセス3世の葬祭殿。観光客が比較的少なく、巨大な塔門や列柱をゆっくり眺められる穴場的なスポットです。壁面のレリーフには一部、当時の彩色が残っています。




デール・エル・メディナ(職人の村)
西岸の締めはデール・エル・メディナ。王家の谷の墓を造った職人たちが暮らした村で、彼ら自身の小さな墓が残っています。規模は小さいながら、墓の内部は息をのむほど鮮やかな極彩色の壁画。冥界の神アヌビスなどが、驚くほど色濃く描かれています。



DAY2:ルクソール東岸の2大神殿
カルナック神殿
2日目はナイル川の東岸へ。まずはカルナック神殿。エジプト最大級の神殿複合体で、入場料は600EGP。羊の頭を持つスフィンクスの参道を抜けて、巨大な塔門をくぐります。



最大の見どころは大列柱室。134本もの巨大な石柱が林立する空間は圧巻のひとこと。見上げるほど高い柱に囲まれていると、自分がとても小さく感じられます。境内には幸運を呼ぶといわれる聖なるスカラベ(フンコロガシ)の像もありました。



ルクソール神殿
もうひとつのルクソール神殿は、街の中心部にあります。入場料は500EGP。塔門の前にはラムセス2世の巨大な座像が並び、街なかにありながら堂々たる存在感を放っています。夜はライトアップされ、昼とは違う表情を見せてくれます。

現地で役立つアラビア語フレーズ集(スマホの待ち受けに)
ルクソールでもタクシーや土産店での値段交渉は必須。カタコトでもアラビア語を返すと交渉がスムーズになります。よく使うフレーズとアラビア数字を1枚にまとめた待ち受け画像を載せておくので、保存して自由に使ってください。

🧰 旅行の準備に使える無料ツール
にちじょうくんが自作した、出発前にサッと使える3つのツールです。
🌍 海外ひとり旅 完全ガイド
この旅はエジプトひとり旅の体験談ですが、にちじょうくんはほかにも複数国でひとり旅をしています。8ヶ国を難易度別に比較したハブ記事はこちら。
海外ひとり旅 完全ガイドを読む →予約前に確認したいチェックリスト
ルクソール観光は、現地についてから何とかすることもできます。ただ、短い日程で熱気球・王家の谷・神殿を入れるなら、出発前に最低限だけ決めておくとかなり楽です。
- ホテル:東岸中心部・ナイル川沿い・西岸のどこに泊まるか
- 熱気球:参加日、送迎、天候中止時の条件
- 西岸観光:ドライバー・ツアー・ガイドのどれにするか
- 通信:地図と連絡用にeSIMを事前準備するか
- 現金:チップや小さな買い物用に細かい紙幣を用意するか
📱 海外旅行のeSIMは Airalo がおすすめ
ルクソールでは観光中スマホの地図とアプリが頼り。事前に開通済みのeSIMがあれば現地で困りません。
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まとめ:ルクソールは「古代エジプトの博物館」
ルクソールは、街全体が屋根のない博物館のような場所。西岸の王家の谷・葬祭殿、東岸の2大神殿を2日間でぎゅっと巡れました。とくに早朝の熱気球は、ルクソールに行くなら絶対に外せない体験です。
カイロのピラミッドだけで帰ってしまうのはもったいない。少し足を伸ばしてルクソールまで来ると、エジプト旅行の満足度は何倍にもなります。準備・費用やカイロの巡り方は、シリーズの他記事もあわせてどうぞ。
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